Trademarkは、2019年にカリフォルニア州ロングビーチで誕生したばかりの新世代ブリュワリーです。

創業者のステフェン夫妻はクラフトビールに強い興味を持ち、初デートの2週間後には一緒にビールを醸造していたほど。

夫のスターリングは、もともとプライベートの時間のほとんどをホームブリューイングに費やすほどのビアギーク。自宅にプロ顔負けの本格的な醸造設備を整備し、10年以上もの間その腕を磨き上げ自身のブリュワリーを持つ夢を抱いていました。

一方、妻のイラーナは飲食業界やホテル業界でキャリアを積み、お客様へのホスピタリティー溢れる応対が得意分野。

そんな2人が出会い、語り合った夢を形にしたブリュワリーは、訪れるお客様を一番に考え、醸造工程が見渡せる空間や、大きなガラス張りで開放的な雰囲気を楽しめるタップルームを併設しています。

悩みぬいたブリュワリー名は、商標登録がなくどこにも被らない名前にする為、検討に検討を重ねた末にたどり着いた「Trademark（＝商標登録）」に決まりました。

彼らの醸造に関する一番のこだわりはサステナビリティです。

スターリングとイラーナはただ美味しいビールを作るだけではなく、そのためにどれだけ環境に配慮するかが大切と力説します。

彼らは特殊なマッシュフィルターを導入するなどし、同規模の他のクラフトブリュワリーと比較して70%少ない排水と、30%少ないエネルギーで醸造を行っています。

またブリュワリーの立地はロサンゼルスから30kmほど南のロングビーチのダウンタウンエリア。このエリアは古くから若者文化で知られ、大規模な水族館やコンベンションセンター、ショッピングモールが数多く存在し訪問客を集めています。

ブリュワリーに隣接したタップルームからはその醸造工程の大部分を見渡すことができる非常にオープンな雰囲気。ゼネラルモーターズのキャディラック車のカーディーラーとして使われていた建物を居抜きで契約したため、建物の道路側は大きなガラス張りで天井からは自然光が差し込む非常に開放的な空間で訪れたファンを楽しませています。

Trademarkはビールのクオリティだけではなく、お客様を大切にしサスティナビリティを意識した醸造で着実にファンを獲得する注目のブリュワリーです。